まつげエクステ商材メーカーの松風オフィシャルサイト

IBS2012ニューヨーク出展レポート

IBSニューヨーク展示会出展レポート


世界の美容関係者が集まるこの展示会において、まつげエクステというメイク方法がどの程度認知されているのか、どの程度関心があるのかについて、商材説明とデモンストレーションを通じて調査した結果をお伝えします。皆様の今後のサロン展開計画に少しでもお役立て頂ければ幸いです!

IBS NY 展示会結果

日本ではスタンダードな手技である1by1(まつげ1本に対してエクステを1本ずつ装着)ですが、アメリカ含め欧米では現在もフレアタイプを使用しているサロンが主流だそうです。今回、出展期間中に行った日本人技術者(NYサロン勤務)による1by1デモンストレーションで、装着の自然な仕上がりと根元を整列させたり、目尻までの毛の長さやデザインを細かく調整できる装着方法をお見せした結果、「私の顧客にも提供したい」という声が多く聞かれました。アメリカでも老舗のアイラッシュメーカーがありますが、昨年辺りから急激に技術を覚えたいという人が増加しはじめているようです。

IBSニューヨーク展示会出展レポート

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初日から欠品が出るほど、ツィーザー、アイシート、テープ、エクステ(人工毛)の日本製(Made in Japan)への関心が高く、特に抗菌まつげの説明を聞かれる方々が目立ちました。製品の特徴や使用説明を熱心に聞きながら、為替の影響を感じないほど大量の製品を購入される方が多く見られました。他店との差別化というよりも、顧客の信頼を得るために高品質の日本製を使用したいというコメントが多く聞かれました。

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期間中、既にまつげエクステをサービスメニューとして導入しているサロン関係者100人に対してアンケート調査及び聞き取り調査を実施した項目の中で、【衛生管理に関する意識調査結果】の回答結果に注目しました。Q1「顧客の安全のためには衛生管理実行が最も大切である」→Ans1「全員Yes」、Q2「衛生管理はサロンの成功のための最重要課題である」→Ans2「全員Yes」。※全員の回答にはジョークすら添えられることも無く、「衛生管理をしっかりとやらなければ必ずトラブルは起きる」「プロのアーティストは、衛生管理を徹底する。不衛生な状態で顧客の安全を脅かすようなことがあってはならない」「衛生管理はサービス料金に含まれていると顧客も思っている」「当たり前のことをなぜわざわざ聞くのか?」などという回答への補足もありました。特に、施術道具・施術ベッド周辺・タオルについては衛生管理に関する意識の高さが印象に残りました。

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前項テーマ「衛生管理に対する意識関心度リサーチ」の回答結果から見る背景には、日本に比べアメリカという国が訴訟・裁判社会であるという側面もあるようです。これは、衛生面の不備に関するトラブルは大きな問題に発展し、概ねサロンが負けてしまう可能性が高いということを耳にしたためですが、具体的な取り組みについては、使用するベッドや肌に触れる可能性のあるツィーザー等の使い回す道具については衛生的な状態であることを顧客に確認させるとのこと。※顧客の目の前でオートクレーブ等の滅菌器から出して使い始めたり、滅菌状態を維持している袋に入った道具を顧客の目の前で破いて取り出すという演出をすることは美容サロンなら当然であるというようなことを聞きましたが、それ以外の部分で日本より特別厳しいという話は耳にしませんでした。衛生管理が厳しいというよりも、「衛生管理の実行は重要課題として手抜きはしない」というように感じました。しかしながら、衛生的な状態を維持しなければ、顧客の信頼を勝ち取れないほど重要な課題であるのは間違いありません。

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今回の松風ブースで最も質問の多かったのが、NY初公開の「日本製抗菌まつげ」でした。アンケートの結果は下記の通りですが、顧客からの確実な信頼を得るには、面倒な衛生面について、法律以上に(法律も厳しいですが)自主基準を徹底していると回答される方が多かった。このため、抗菌に強い関心があるのは当然のことながら、日本製であるため毛にバラつきがないことや、毛先がギリギリまでテーパー加工されていない部分について、「装着本数が従来と同じでも多く見えるよね」というコメントが複数聞かれました。

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平均相場■サービス料金:日本と同様にサロンの営業方針によって異なりますが、1by1での装着の場合、両目合計60本~100本程度の装着で8,000円~15,000円程度という声も聞かれました。(中には、20,000円~35,000円での提供が普通という声もあり、提供価格の平均値は定かではありません。)
松風ブースで人気のあった商材■その他:施術時に、テープではなく目元保護シートを使うことで幅広く肌を保護できるという利点から、アイリッドマスクが使われることが多いようです。アイパッチ、アイシートとも呼ばれ様々な種類がありますが、松風の保護シートと同じようなものは少ないらしく、とても好評でした。また、アメリカでは髪の毛と同様に、まつげにも保湿を与えて本来の長さまで綺麗に伸びるように、トリートメントの重要性は認知されつつあるようで、美容液も複数のメーカーから出品されていました。

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