まつげエクステ技術者養成基礎講座8.0
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・まぶたが腫れてしまったときは、手で擦ったりむやみに触ったりするとますます悪化します。清潔にすることを心掛けましょう。・抵抗力が弱ると細菌に感染しやすくなります。栄養バランスを考えた食事をとり、規則正しい生活をしましょう。・化粧をするときは、アイラインを濃くせず、まつげの内側まで化粧をしないようにしましょう。化粧を落とすときは、クレンジングをしっかりと行いましょう。・まぶたが腫れてしまったときは、まぶたの化粧を控えてください。またコンタクトレンズは、しばらく使用を中断してください。・辛い刺激物、アルコール飲料などの食品は炎症が悪化する可能性があります。症状があるときは摂取しないようにしましょう。まぶたの腫れと施術に最も関係があると考えられるのは、アレルギー反応によって引き起こされる眼瞼皮膚炎です。グルーやツイーザーなどの施術用具でアレルギー反応を引き起こし、まぶたの腫れかゆみなどを訴える顧客がいらっしゃいます。アレルギーの有無は顧客の体質の問題ですので、施術前のカウンセリングはしっかり行いましょう。施術の際は清潔な外衣を着用し、清潔なマスクを使用して施術を行ってください。また、顧客一人ごとに施術前・施術後は手指を洗い、皮膚に触れるツイーザーなどの施術道具は必ず消毒してください。他にもサロン全体に目を配り、チェックリスト(本書参照P44-P45)を参考にするなどして、継続的に衛生管理を行ってください。ものもらいは、体調がすぐれない時や目が疲れている時に起こりやすくなります。体調管理に気をつけることや、まぶたの過剰なメイクをひかえるなど、来店された顧客が普段の生活で実践できる予防と対策についてもしっかりとお伝えしましょう。施術後のまぶたのトラブルは、施術が原因と考えられてしまう可能性が高いので、アレルギー反応と衛生面の管理には十分注意しましょう。90まぶたの腫れ-予防と対策アレルギー反応には注意が必要

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