気から眼精疲労が引き起こされる場合など様々です。●目の酷使重なれば、蓄積された疲れが眼精疲労となって現れることがあります。●近視・乱視・遠視・老視など●ストレスなどの精神的な要因●他の目の病気●身体の病気失調症、虫歯や歯周病、月経異常、耳や鼻の病気など多岐にわたります。●環境によるもの眼精疲労の原因は一つではありません。「眼疲労」の小さな原因が集まって眼精疲労になる場合や、別の病身体を動かし続ければ疲れを感じるように、目も使い続けた分疲労します。ただの眼疲労でも目の酷使が近くのものを見続けたり、老眼が進行すると、眼はピントを合わせようとして毛様体筋を緊張させ続けます。そして見えにくくなってくると目を凝らす、首を前に出すなど不自然な姿勢を取りがちになり、目が疲れたり、首や肩などがこったりします。また、近視、遠視、乱視であるのにメガネやコンタクトを使用しなかったり、目に合わないものを使用したりすることも、無理にピントを合わせようとするため、眼精疲労の原因となります。目をそれほど酷使していなくても、ストレスで眼精疲労が起こる場合があります。身体には、心臓や消化器などを支配する自律神経という神経があります。自律神経は、自分の意志とは関係なく自動的に作用する神経で、交感神経と副交感神経に分かれています。ストレスを感じると、交感神経と副交感神経はバランスを失い、イライラする、眠れないといった精神的なことや、血行不良、高血圧、胃潰瘍など様々な病気を引き起こします。その病気の一つとして眼精疲労の諸症状が現れることがあります。目の病気で眼精疲労を伴うことがあります。ドライアイ目の表面にある角膜や結膜が乾燥する状態のことです。目を酷使する人がなりやすく、眼精疲労症状の原因となります。白内障やその手術の影響白内障は水晶体が濁ってしまう病気のことです。進行すると視力が低下したりまぶしさを感じたりします。白内障は手術で治せますが、手術前後で見え方に少し違いを感じることがあります。それらの目の負担から眼精疲労症状に繋がることがあります。斜視/斜位片方の目は物を見る正しい方向に向いているが、もう片方の目が別の方向を見ているため、視線が一致せず両目で同時に見えない状態を斜視といい、眼精疲労の原因になります。斜位とは、物を見るときには両目ともまっすぐ視線を合わせるものの、視線を合わせる対象がない場合に片方の目がそれてしまう状態です。物を見る際、左右の視線を合わせようと努力するため目が疲れやすくなります。眼精疲労の原因になる目の病気は、他にも緑内障、眼瞼下垂などがあります。身体の病気でも眼精疲労は起こります。高血圧、低血圧、風邪やインフルエンザ、糖尿病、貧血、自律神経紫外線や赤外線、過度の照明など光の刺激を浴びることは、目に良くありません。また、現代社会は、パソコン、携帯電話などの画像情報端末を使用する機会が多く、目を酷使する環境下にあります。最近では、化学物質と眼精疲労の関係が指摘されており、シックハウス症候群も原因の一つと言われています。75眼精疲労の原因
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