まつげエクステ技術者養成基礎講座8.0
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まつげエクステンション(以下、まつげエクステ)とは、まつげに人工毛(人工のまつげ)を装着して、目を美しく見せるメイク手法です。一般的に「まつげエクステ」や「マツエク」と略して呼ばれています。まぶたに装着するつけまつげとは違い、まつげエクステ専用の人工毛を専用の接着剤を使用して適宜まつげに接着します。まつげエクステのメリットは数多くありますが、代表的なものは以下の通りです。・ 不自然さがなく、目が大きく見え、小顔効果が出る・ マスカラ不要でアイライン効果がある・ つけまつげと違って汗や水に強く持続性がある・ 素顔での外出が可能になるなど、メイク時間を短縮できる・ 素顔に自信が出るなど情緒的な満足感を得られる・ まつげが短い、少ないなどのコンプレックスを解消できる人工毛には「機能性・太さ・長さ・カール・テーパー(先端カット形状)・色」などの詳細な特性で区分された豊富な種類があります。技術者は、その中から適切な人工毛を選択することで、顧客に最適なデザインを組み合わせて装着します。まつげエクステが誕生した当初は、人工毛が複数本束になった「フレアタイプ」と呼ばれる人工毛を装着するのが一般的でした。しかし、「フレアタイプ」の装着はまつげへの負担が大きく、仕上がりが不自然に見えることやデザインが崩れやすいことに加え、眼病リスクが不安視されていました。2004年頃から、「自然に見える」や「安全性が高い」などの理由により、まつげ1本に対して人工毛を1本つける「1by1(ワン・バイ・ワン)」と呼ばれる装着法がまつげエクステの主流となる基本テクニックとして徐々に定着し、現在に至っています。2017年頃には、まつげエクステの基本テクニック「1by1」を応用した最先端テクニックである「アイラインエクステ®」が考案されました。メイクアップアーティストの創造思考・修正技術を取り入れた「アイラインエクステ®」は、流行に合わせたデザインのバリエーションをさらに広げることを可能とする手技として大きな期待が寄せられています。日本でまつげエクステの認知度が高まったのは、テレビやインターネットがきっかけでした。それまでは、新しいモノに対して好奇心が強く、率先して取り入れる一部の人々の特別なメイク手法にとどまり、なかなか認知度が上がらなかったようです。しかし、2007年頃から、著名なタレントやモデルなどがテレビや自身のブログなどでまつげエクステを積極的に評価するようになり、お洒落に敏感な女性達の間で急速に広がり始めました。2008年頃には、需要に対して供給が追いつかない状況となり、事業参入するサロンが急増しました。中には、正しい知識を習得しないまま安全性への配慮に欠けた施術を行うサロンもあったため、トラブル発生が問題視され美容師法遵守が求められる結果となり、問題のあるサロンが淘汰されました。それまで、美容室はまつげエクステ市場参入に消極的でしたが、顧客の要望も高まり導入に至るという傾向が生じ、現在のまつげエクステ提供の場の主体となっています。今やまつげエクステは、一時的なお洒落に限らず、コンプレックスの解消、身だしなみメイクとして、世代や立場を超えて幅広い層に認知されています。また、日本国内にとどまらずアメリカや中国を中心としたアジア諸国の他、世界中に広まっています。6<アイラインエクステ®の装着イメージ>豆知識「日本におけるまつげエクステ普及の背景」まつげエクステンションとは?

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