②爪は短く切っておく。③手洗いミスを起こしやすい部位は、注意して洗う。④使い捨てのペーパータオルを使用する。⑤手は完全に乾燥させる。⑥水道栓の開閉は自動及び手首や肘などで簡単にできるものが望ましい。⑦水道栓は洗った手で止めるのではなく、手を拭いたペーパータオルで止める。⑧洗った手は首から上にもっていかない。⑨溜まり水は使用しない。⑩共同使用する布タオルは用いない。手洗いの注意点①手を洗うときは、時計や指輪をはずす。感染症に対する意識を高める※P47の正しい手指消毒方法を参照し、サロン内での感染を広げないよう徹底する。手洗いは感染症予防策として、最も基本的な手技の一つです。初心者の頃こそ手洗いの励行や手指消毒は比較的遵守されますが、仕事に慣れてくるに従い、そういった所に無頓着になってくる傾向がみられます。サロン内感染や顧客への感染への元凶となるような行為は厳に慎むべきです。指導されなくても、だれもが自主的に手を洗い、手指消毒がしやすい環境を整える(例:センサー式自動蛇口・ポンプ式手指消毒薬設置・エアータオルやペーパータオルの設置)のも有効な対策です。不特定多数の人が出入りするサロンは、感染源となり得るものに触れる機会が多いため、適切なサロン内感染予防対策が求められます。特に、顧客の目元に触れたり、顧客との距離が近くなるまつげエクステ施術に際しては、予め感染症に対する知識を深めておくことは基より、感染症に対する予防・自己管理が必要です。感染者と非感染者の接触を防ぐためのルールを作り、スタッフが実行することで感染拡大を防ぐことができます。厚生労働省のホームページでは、随時、感染症情報を発表しています。定期的にチェックし、日頃からスタッフ間で感染予防について話し合い、積極的に情報を共有することが大切です。出典:日本環境感染学会「病院感染防止マニュアル」53手洗いの励行の大切さ「感染症の標準予防策は手洗いに始まって手洗いに終わる」Key Points
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