まつげエクステ技術者養成基礎講座
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前処理剤とは顧客ごとに使い分ける 2 つの前処理剤前処理剤の役割使用方法(詳細はp.108を参照)前処理剤(プレケア)装着前のまつげに付着した脂質、汚れなどの拭き取り用として、液だれしない程度に適量を綿棒やコットンにしみこませて使用してください。■主成分:水(電解水)■ その他成分:加水分解ケラチン(羊毛)、加水分解シルク、天然由来成分■pH:中性近似値■化粧品製造販売届済■Made in Japan装着前処理化粧水(まつげに優しい弱酸性)前処理後はブロア等で十分に乾かしてください。【前処理機能水】敏感肌用装着前処理ローション(パラベン・エタノール・界面活性剤不使用) ■主成分:精製水、低濃度エタノール■その他成分:防腐剤、水溶性成分■pH:弱酸性■化粧品製造販売届済■Made in Japan前処理剤(前処理液)は、通称プレケア剤とも言われます。まつげエクステを装着する前に顧客のまつげに付着した脂質や化粧汚れを落とし、顧客のまつげを清潔な状態にすることを目的として使用します。前処理剤は、まつげに付着した脂質やメイク汚れを拭き取るもので、その使用目的から雑貨ではなく化粧品に分類されます。化粧品製造販売届済の日本製が一般的です。顧客の体質に合わせて、「精製水で低濃度エタノールを薄めたものを主成分とするタイプ」「エタノール不使用の機能性イオン水タイプ」を使い分けます。クレンジングとは異なり、脂質やメイク汚れの一部除去に使用します。まつげに油脂成分が付着していると接着強度を損なうことから、装着前に必ず使用します。尚、前処理剤で落としきれないメイク汚れは、クレンジングでしっかり落としてから前処理剤を使用します。前処理後のまつげはしっかりと乾かします。※まつげに付着した汚れは感染性結膜炎等の原因になることがありますので、前処理によって脂質やメイク汚れを除去することが重要です。また、前処理が不十分な場合、汚れがグルーの接着強度を損なうことから、持続期間が短縮されてしまう可能性があります。34

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