最も大切な「グルー」の知識向上を図る瞬間接着剤という名称で幅広く使用されている接着剤の主成分です。シアノアクリレートには種類があり、その種類によって使用用途は異なりますが「工業用・医療用・一般家庭用」として様々な場面で使用されています。まつげエクステ専用グルーは肌につかないようにまつげと人工毛を接着するものです。まつげエクステで起こるトラブルの多くは「毛穴、粘膜ギリギリに接着する」という装着時の失敗や間違った知識によるものです。また、グルーが付着したツイーザーをそのまま使用すると操作性が悪化する他、皮膚にグルーが付着する原因ともなりますので、十分注意してください。※まつげエクステは、まつげの生え際から1~2mm程度離して装着するのが基本です。(※学生や初心者は、トラブルを未然に防ぐため、まつげの生え際から2mm程度離しての装着を推奨します。)見た目が綺麗だから、あるいは持続性が上がるからという理由でこの基本を無視してはいけません。まぶたに近づけすぎることにより、グルーがまぶたに付着する可能性が高まります。また、グルーや人工毛の根元を粘膜付近に近づけすぎることによって、かゆみや発疹、赤み、腫れなどの炎症が起こり、トラブルに発展する可能性が高まるということを強く認識しておかなければなりません。一般社団法人日本まつげエクステメーカ-連合会とは、日本のまつげエクステ施術ツールを製造販売するメーカーを本会員とし、まつげエクステ関連各社で結成する業界団体です。まつげエクステンションの健全・安全な普及のため「道具商材の安全性追及・知識技術の向上・業界自主基準の構築」を行い、日本と世界のまつげエクテンション産業の発展促進を目的とします。また、まつげエクステンションの安定的な長期継続のため、消費者保護に根ざした「技術・知識・商材」を追求します。業界ガイドライン統一活動を経て、官公庁の信頼も得つつ、まつげエクステンションの健全な発展に日々貢献しています。・グルーは、まつげエクステで最も注意が必要な道具のひとつです。グルーは種類によって操作性が異なりますが、技術者は基本的に2~3種類程度のグルーを使い分けます。少なくとも、刺激が苦手なお客様のための「低刺激のグルー」と操作性や持続力を追求した「速乾性のグルー」の2種類は、粘度などの特徴や主成分を知って使いこなさなければなりません。①ホルムアルデヒド試験の合格②ヒト皮膚一次刺激性試験の合格③主成分にメチルシアノアクリレートを使用しない④使用期限を表示11シアノアクリレートとはグルーに関する注意事項一般社団法人日本まつげエクステメーカ-連合会について業界自主基準(一般社団法人日本まつげエクステメーカー連合会規則)・グルー使用時に多いトラブルは「毛穴にグルーが付着」「グルーのつけすぎ」「グルーの硬化が不十分」「劣化したグルーの使用」などが原因となり、まぶたがかゆくなる、腫れる、目にキズがつくといったものです。・説明書にも記載されていますが「複数のグルーを混ぜる」「容器を移し替える」「専用のトレー以外に取り出す」「固まったものを溶かして使う」「使用期限を守らずに使い続ける」このようなことは絶対に行ってはいけません。Key Points
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