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疲れ目・ドライアイの原因はこれだった。「タピオカサイン」も見逃しNG!

2020年9月10日

マイボーム腺に関わる【マツエク施術者を悩ませる顧客の目のトラブル】には、様々な症例があります。
マイボーム腺炎等 – エクステ障害 3 例&ダニパワー
マイボーム腺の手入れを怠る事で様々目元トラブルにつながる事があるので、施術者としては必ず把握しておきたいポイントですね。
(まつげダニについての記事は次回のブログで詳しく解説します・・・!)

さて、今回は、マツエク施術者には避けて通れない「疲れ目・ドライアイ」の原因や、緩和方法についてご紹介します。
”目薬をさしても、疲れ目やドライアイがぜんぜん治らない”
なんて悩みを抱えてる人、多くないですか?
意外な原因でこれらの症状になってしまうタイプがあるんです。
この状態を放置すると、目が傷だらけになり視力が低下することもあります。
思い当たる方は要チェックです!
そこで、今回は次のポイントをご紹介します。
注意のサインは、まぶたにできる「タピオカサイン」!
その見分け方、自宅でできる目の不調を改善する方法をご紹介します。
タオルを使った、目の不調を改善できる簡単な方法があるので、ぜひお試しくださいね!

疲れ目・ドライアイの原因は?「タピオカサイン」でわかる兆候

目が乾いてしまう「ドライアイ」は、痛みや不快感で作業ができないなど、生活にも支障が出てくるやっかいなものです。
さらに、角膜を覆うはずの涙が乾くと、角膜がむき出しになり傷ついてしまうことがあります。
でも、涙の量は十分あるのに、なぜか乾いてしまう・・・
実は、ドライアイは涙の量だけではなく、その成分が重要だったのです。

涙の成分(質)を左右するのは「油」

涙はたくさん出ても流れ去ってしまい、最終的には乾いてしまいます。
しかし、ここに油が加わると水分の上に油の層を作ります。
この油の層によって涙が眼球の上に止まってくれるんです。
この油を作り出すところが「まぶた」です。
まぶたには、油を出す線「マイボーム腺」と呼ばれるシマシマの線がおよそ100本あります。
このマイボーム線を押すとテカテカした油がじんわり出てきます。

タピオカサインとは

この「マイボーム腺」の機能が低下すると油が出なくなります。
その低下の兆候のひとつが「タピオカサイン」と呼ばれるニキビのようなものです。
タピオカサインは、マイボーム腺の入り口の油が詰まってできるものです。
放置するといずれ油が出てこなくなり、ドライアイを引き起こしてしまいます。


画像引用:ガッテン公式HP

タピオカサインは肉眼でも確認できることがありますが、見えづらいからといって自分で無理矢理にタピオカサインを確認したり、指で押そうとしたりは決してしないでください。目を傷つけてしまう恐れがあります
引用:ガッテン公式HP

タピオカサインができやすい人

タピオカサインができやすい原因、つまり疲れ目、ドライアイになりやすい人には、次の共通の特徴があります。

■コンタクトをしている人

人は1日15000回ほどまばたきをするが、コンタクトをしているとマイボーム腺を擦り、傷つきやすくなる

■PC作業などでまばたきが少ない人
上のまぶたと下のまぶたがくっついて、初めて油が一回出る仕組みのため、瞬きの回数が減ると油不足になる。

■加齢
年を取ると涙液も油の量も減る。
40代でおよそ5人に1人がマイボーム腺の機能が低下していることが判明。

■脂っぽいこってりした食べ物を毎日食べる
身体の脂と目の油は相関関係にある。

なお、タピオカサインは毎日出来たり消えたりする性質のものだそうです。
残念ながら、これを治療する目薬は今のところ開発されていません。でも、自宅で簡単にケアできる方法があるので次にご紹介します。

ホットタオルでタピオカサイン(目の油)を溶かす方法

その方法はずばり「まぶたを温めること」です。
次の3つのポイントを守って適切に温めましょう。
・40度ぐらいのタオルをまぶたに乗せて温める
・5分以上、1日2回温める。
・濡れたタオルをじかにまぶた乗せない
(気化熱で温度が下がるため)

NHKガッテン流おしぼり式ホットタオルの作り方

ガッテンで紹介した簡単にホットタオルを作る方法です。
【用意するもの】
おしぼりタオル 2枚(中身の濡れタオル用と外に巻く用)
ポリ袋 1枚
熱さ対策用のゴム手袋など
【作りかた】


まずは1枚のタオルを50℃のお湯に浸して絞り、熱々のおしぼりを作ります。最終的にタオルで包んで40度ぐらいになるよう、中身は手に持って熱いと感じるぐらいの温度(およそ50度ぐらい)にします。お湯を50℃にする方法としては沸騰したお湯に、同量の水を加えるなどして作ることができます。


つくった熱々のおしぼりを、すばやくポリ袋に入れましょう。※やけどしないよう、十分ご注意ください。
中からお湯がこぼれでないように、おしぼりはよくしぼり、ポリ袋を丁寧にたたんでください。


それをもう片方の乾いたままのタオルでポリ袋ごと包みます。これで完成です。


まぶたの上にのせ1回5分、1日2回行うのがオススメです。タオルがずれて、中の熱い部分に直接触れないようご注意を!

※ 目やまぶたが赤い・かゆい・腫れているといった炎症の症状がみられる場合にはこの方法は用いないでください(具体的には結膜炎など)。また、温めている途中で同様の症状が出た場合は即座に中止したうえで、冷やしてください。
※ 目の近くを触るので、事前に手指の消毒を行ってください。
※ 熱いお湯を用いる際は厚手のゴム手袋などを用いてください。
※ 適切な温度より高い温度で、長時間温めすぎないようにしてください。

疲れ目・ドライアイの原因は「タピオカサイン」のまとめ

この記事では、ドライアイの原因「タピオカサイン」についてご紹介しました。
ドライアイの大きな要因の一つに、涙の成分(油)がポイントでしたね!

▲マイボーム腺から油が出ず目の水分が保てないことが、ドライアイの原因となる
▲マイボーム腺の機能低下は「タピオカサイン」で分かる。
▲タピオカサインを解消するにはホットタオルでまぶたを温める。

「長時間、読書やテレビを見たりできなくなった」など、思い当たる方は、ホットタオルを試してみましょう!

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