フェイスシールドの飛沫・エアロゾルへの効果検証(COVID-19対策)
2020年8月13日
マーケティング担当 兼 ラグビー担当 の宮本です。
いつも松風製品をご愛用いただき、ありがとうございます。
微粒子や空気の流れ、水の流れを可視化(視える化)するために必要な専用の可視化装置の開発、その試験評価方法のノウハウを持っている専門企業「カトウ光研株式会社」が作成公開したムービーをご紹介します。
フェイスシールドとマスクを併用することで感染予防対策が向上することがこのムービーを見れば一発でわかります。
「フェイスシールドの飛沫・エアロゾルへの効果検証(COVID-19対策) – YouTube
飛沫感染対策として使用効果が期待できるフェイスシールドの着用が、医療現場だけでなく小売店や飲食店などで多く見かけられるようになりました。身近にあるもので、低コストで手軽に自作もできるため、マスクの代替えで利用されるケースも多く見られます。
口や鼻だけでなく、目への飛沫の飛散に対して隙間なく防ぐことができる構造は、非常に有効だと思われます。飛沫やエアロゾルの可視化評価を行い、機能性を実測で視える化して、適切な使用方法を確認してみました。
目次
未装着時
マスクやフェイスシールドを未装着の場合は、くしゃみをすると飛沫を周辺へまき散らします。
フェイスシールド装着時
フェイスシールドを着用すると飛沫の飛散を抑制できます。
マスク装着時
マスクは、フィルターの通過や鼻方向へ空気が抜けてしまうため、噴霧を下側に制限できるフェイスシールドは感染対策に有効です。
フェイスシールドは飛散方向を制限できる
飛沫よりも粒径が小さい吸気を評価する場合、マスクでは通気性も必要なため遮断は困難ですが、フェイスシールドでは確実に飛散方向を制限できます。
吐き出された吸気の挙動を画像解析すると、あごの下で渦が形成されることで、横方向への拡がりが抑えられています。
フェイスシールド単体ではエアロゾルの吸引を抑えられない
次に、外部からの吸引状態を可視化しました。マスク未装着は顎下の吸引傾向が強いことがわかります。フェイスシールド単体は顔への飛沫を遮断できますが、エアロゾルの吸引を抑えられません。
フェイスシールド+マスクが効果的
フェイスシールドとマスクを併せて装着することで、吸引する粒子の移動速度の低下が顕著になります。
まとめ
フェイスシールドは飛沫に対して、マスクはエアロゾルに対して効果的です。併用し、それぞれの機能性を活かした運用にしましょう。
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それでは、また。