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国民生活センターのデータを活用しましょう。

2015年5月29日

三本松です。

 

 

先日、相模原の国民生活センターに行ってきました。

 

※その詳細につきましては別途ご報告が必要ですので、6月4日15時以降にアイコスメの新着情報等でお知らせします。

 

そこで、あらためてお伝えしておきたいことと、気付いたことがありましたので、今回はそれを記します。

 

まず、国民生活センターの活動目的や存在意義については皆さまは概ねご存知かと思います。

 

 

具体的には・・・・

 

 

【使命】

国民生活センターは、消費者問題・暮らしの問題に取り組む中核的な実施機関として、消費者・生活者、事業者、行政を「たしかな情報」でつなぎ、公正・健全な社会と安全・安心な生活を実現します。

 

 

【行動指針】

わたしたち国民生活センター役職員は、「国民生活センターの使命」を達成するために、以下の指針に則って行動します。

 

現場の強みと消費者・生活者の声を活かします

消費生活相談や商品テストなどの消費者問題・暮らしの問題に取り組む現場の強みと、日々寄せられる消費者・生活者の声を毎日の業務に活かします。

 

消費者・生活者の目線を大切にします

いつでも、だれにでも起こりうる消費者問題・暮らしの問題に対応するために、消費者・生活者の目線で、広い視野から問題を深く掘り下げます。

 

個人の主体性と組織の一体性を発揮します

個人の主体性と、組織のチームワーク・一体性を発揮し、絶えず創意工夫を重ねながら、消費者問題・暮らしの問題の解決に取り組みます。

 

すばやく・的確に・分かりやすくを心がけます

すばやく・的確に・分かりやすくを心がけ、消費者・生活者の声を「たしかな情報」としてまとめ、すべての消費者・生活者、事業者、行政に広く行き届くように努めます。

 

専門組織としての知見と精神を引き継ぎます

消費者問題・暮らしの問題に取り組んできた専門組織である国民生活センターの一員として、これまで培ってきた知見と精神を引き継ぐとともに、専門性をさらに向上させます。

 

~国民生活センターホームページより~

http://www.kokusen.go.jp/hello/data/mission.html

 

 

と記載されています。

 

あぁ・・素晴らしい。

そうですか・・・。

 

文字で見るとその程度にしか思いません。

 

 

しかし、私は気付いていませんでした、

そして行ってみて、話を聞いて気付きました。

まさにそのとおりの活動をしている人たちであることを・・・(褒めています)。

彼らの仕事はかなり難しい仕事であるという気付きもありました。

 

人間のすることですから失敗もあるかと思いますが、彼らは失敗が許されにくい仕事です。

消費者と事業者が相手なので、事業者からたたかれることはあっても消費者から目立った評価をされることはない。モチベーションを維持し難い仕事では・・・余計なお世話か・・・。

 

 

消費者の立場で同センターを利用するのは「相談先」が多いと思います。

そして私たちのような事業者はそこに寄せられた消費者の声を知り「事業に役立てる情報源等」として大いに利用しています。

 

その情報は安全な製品の開発はもちろん、データをマニュアルに掲載しハインリッヒの法則でトラブル回避策をシミュレーションしたり、資料の根拠にしたり、テストの問題として出題したり、そんな形で皆さまにも間接的に貢献しています。

 

物やサービスを売る事業社が事業発展を考えるとき「消費者利益」が最優先です。

中でも「クレームやトラブル情報」を知ることは最重要であると思います。

 

しかし、

立場がかわれば「消費者を同センターに相談させる原因を調節又は間接的に作った事業者」という立場で接することにもなりかねません。(今回はこれです)

 

 

まだ役立てていないという方は是非、国民生活センターのホームページをのぞいてみてください。 様々な業界のこと、以外に知られていない生活の中での問題について色々と役立つ情報が掲載されています。

http://www.kokusen.go.jp/

 

 

そして、もう1つ!とても大切な利用方法

私たちも常に注目している大切な情報源の1つであり、皆さまにもとくに注目いただきたい「まつげエクステ関係の消費者の声」です。

 

昨今の世界的な市場拡大もあるとはいえ、日本では「なかなかトラブルが減らない」と言われるマツエク業界です。

恐らく、物もサービスも世界で一番「品質」にうるさいのは日本市場でしょう。

だからメイドインジャパンがこの業界でも人気になります。

10年前は外国の製品しかなかったのに、グルーもリムーバーもツィーザーも・・・そして今や人工毛までが日本製が求められるようになってきました。

 

日本で「日本製が良い」と言われるのは普通ですが、市場の大きなアメリカや中国でも「日本の技術者が・・・」「日本の製品で・・・」「私は日本で教わった・・・」などという言葉を頻繁に耳にします。

 

理由は「安心・安全・理想的・満足感」そういったものを連想するからだそうです。

 

日本の「キレイ・カワイイ」という切り口からの文化アピールだけでなく、まつげエクステが人気の理由「ミダシナミ」という別の単語を切り口として、そこに安心安全をセットにして輸出したいものです。

 

オリンピックまでには・・・そんな呑気は言ってられません。

そのためにもクレームやトラブルを知り1つ1つ早急に解決していかなければなりません。

 

ということで!

 

以下のデータベースで「まつ毛エクステ」と検索いただくと過去にさかのぼって情報が閲覧できます。 端的に入力されているので関係なさそうなものや意味不明なものも一部含まれますが400件ほどのデータが出てきます。

http://www.jikojoho.go.jp/ai_national/

 

是非、冷静な目でご覧ください。

普段ご覧になられない方なら、これを見ただけで更なるトラブル回避策が発見できる可能性もあります。

 

実際に相模原まで行ってきて色々と話も聞きながら思ったわけですが、国民生活センターはまさに使命のとおり行動指針に沿った活動をしていることを痛感した・・・そんな再発見がありました。

 

評価されにくい「縁の下の力持ち」なのかもしれません。

ここで褒めても伝わるわけでも何でもありませんけど・・・。

 

今回は(恐らく次回も)国民生活センターについてのお話でした。

 

 

追伸

グルーのマンガが意外にも好評でして、ご要望にお応えし「お客様向けカウンセリング補助マンガ(仮称)」を作成することになりました。

今、兵頭と松井がマンガ家さんが、猛スピードで慎重に・・・準備しています。

恐らく6月末~7月上旬には登場しますので、その際はご発注いただいた製品に同梱させていただくなどする予定です。

様々なリスクを伝えたり確認したりするためのあくまで補助的なツールでしかありませんが、お客様が知る機会の少ない美容液や専用クレンジングなどの説明も盛り込みました。

 

どうぞご期待ください!

 

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